【ラオスのダム決壊】決壊ダムは最古の工法だった… ラオス激怒、SK建設に特別補償要求へ★8

◆決壊ダムは最古の工法だった…ラオス激怒、韓国企業に特別補償要求へ

ラオス南部で建設中のダムが決壊した大事故で、ラオス政府の怒りが高まってきた。
事故を「人災」と断定し、韓国側に対し、罰則的ともいえる「特別補償」を求めているのだ。

欧米メディアは「欠陥・手抜き工事」の可能性を報じ、工法自体への疑問も浮上している。
今回の事故は、韓国企業による海外インフラ受注競争にも、影響が出かねない。

「洪水はダムにできた亀裂が原因で発生したもので、被害者への補償も一般的な自然災害とは違う形になるべきだ」

ラオスのソンサイ・シーパンドン副首相は先日、事故処理のための特別委員会会議で、こう「特別補償」を求めた。
韓国側への怒りを感じる発言だ。

朝鮮日報が2日、ラオス国営メディアの報道として伝えた。
中央日報も同日、この会議で、ラオスの主務省庁高官が同じ立場を明らかにしたことを報じた。

ダム決壊(7月23日)から10日以上たつが、死者・行方不明者は百数十人と、いまだに被害の全容は分かっていない。
当初発表を大幅に上回る可能性もある。数千人が家を失ったとされる。
建設にあたったSK建設側は「豪雨による天災」と主張しているが、ラオス政府側は「人災」として「特別補償」を求め、完全対立している。

「欠陥工事か」(米紙ニューヨーク・タイムズ)などと欧米メディアが報じるなか、ダムの工法自体にも疑問が出ている。
決壊したダムについて、聯合ニュースは「土を積み上げたアースダム」と報じている。

溝渕利明・法政大教授の著書『ダムの本』(日刊工業新聞社)によると、アースダムは「土でできたダム」「ダムの形式として最も古い」とあり、「地震で壊れてしまう可能性がある」「洪水時の異常出水で越水して決壊してしまう可能性がある」と記されている。
ラオスでも地震は時々発生しており、2015年にM5の地震が発生している。
熱帯モンスーン気候で、5~10月の半年間が雨期になり、年間総雨量の80~90%が集中する。

果たして、アースダムの選択が正しかったのか。
手抜き・欠陥工事はなかったのか。

日本の大手ゼネコン関係者は「ダムに限らず、どんな工事でも、建設会社は計画段階から安全性を重視して進める。
ラオスで決壊したダムは、手順通りに施工しないなど、何らかの瑕疵(かし)があったのではないか。
そうでなければ、あれほどの被害が出ることは考えられない」と話した。

国内経済に暗い影がさすなか、韓国企業は現在、海外インフラ受注に積極的に取り組み、韓国政府も金融支援などで後押ししている。
ただ、国内でも大規模事故が続発するなど、同国の技術レベルには常に不安がつきまとう。
今回の大事故は、韓国の技術への信頼をも決壊させかねないようだ。

解説図:https://amd.c.yimg.jp/amd/20180804-00000013-ykf-000-4-view.jpg

夕刊フジ 2018/8/4(土) 16:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180804-00000013-ykf-int

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